TAMAリケジョ育成プログラム

TAMAリケジョ育成プログラムとは

女子中高生の理系進路選択支援プログラム

国立研究開発法人科学技術振興機構(以下、「JST」という)が進める「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」は、女子中高生の理系への進路選択を支援すること目的としています。女子中高生の興味・関心を高めて理系分野へ進むことを促すため、科学技術分野の第一線で活躍する女性たちとの交流会・実験教室・出前授業の開催を支援します。

東京薬科大学の取り組み

東京薬科大学はこのJSTに賛同し、理系が得意な女子学生だけでなく、苦手と感じている女子学生にも科学の面白さや可能性を感じてもらうことで、興味・関心を高めていくことを目的としています。 身近な問題や事象をテーマにした授業や実験など、社会との接続から理系の学びを導入し、 SDGsへの理解も含め、様々な事象の解決に理系の知識や観点が役に立つことを実感する機会となればと考えています。

女子中高生に対する取組

  1. 学校訪問(出前授業)
    理系に興味関心を寄せてもらうため、学校訪問を行い次のような出前授業をします。
    • 微生物発電(泥電池)
    • 蛍光タンパクの精製
    • 微生物の観察
    • 自分のDNAを取り出してみよう
    • 生物が持つ薬を分解する力をみてみよう
  2. ラボ見学&実習体験(ミニ講義)
    本学内の研究室を見学し、さらに実習体験(または大学教員によるミニ講義を体験)を行います。学生サイエンスコミュニケーターが案内、学内の複数の研究室を見学し、どのような実験・研究に取り組んでいるかを紹介し、現役理系学生と直接話をしていただきます。
  3. TAMAサイエンスフェスティバル
    中高生と対象とした生命科学全般の研究発表会です。通常の研究発表(スタンダードコース)に加えて、研究を始めたばかりの生徒さんを対象とした発表(研究ビキナーコース)も募集します。夢のある優れた発表には大隅賞・優秀発表賞などが贈られます。
  4. サイエンスカフェ
    本学オープンキャンパスにおいて「現役理系女子学生と気軽にサイ エンスを話してみよう」というコーナーを設置します。
    気軽に立ち寄れるカフェで学生サイエンスコミュニケ―ターが理系進学のアドバイスや理系の進路選択への不安を解消します。
  5. 企業訪問
    大学HPで一般公募する女子中学生及び女子高校生(1回に20人程度)を対象に、連携する企業様での理系職業で働く女性の職場見学及び仕事内容の紹介等とミニ座談会を通じて、ご自身の将来像や職業選択の幅を広げる場としてご利用いただけます。
  6. 「ロールモデル集」作成
    事業に参画いただく企業様で商品の研究開発に携わっている女性社員の方々に、学生時代や社会人としてのキャリア形成、理系を選択した理由等を掲載いただいております。
    理系の仕事への理解を深めると共にロールモデル(こんな人になりたいお手本)を紹介いたします。
  1.  

保護者・教員に対する取組

  1. 学校訪問
    訪問した学校で生徒と一緒に授業もしくは実験に参加していただき、女子大学生や女性技術者をロールモデルとして紹介いたします。一緒に参加いただくことで科学の楽しさを一緒に体験し、科学と社会との接続を再認識することで、 職業選択の幅が広がることや可能性の大きさを感じていただきます。
  2. 企業訪問
    大学HPで一般公募する保護者(1回に10人程度)を対象に、参加生徒と一緒に理系職業で働く女性の職場を見学し、仕事内容や理系に進んだ女性が社会でどのように期待されているかなどの話を聞いていただきます。
    具体的には、連携企業である株式会社明治、株式会社ヤクルト本社の研究所を訪れ見学、実際に理系職業で働く女性に会い、話しを聞いていただきます。
  3. 保護者・教員講座
    市報での公知の上、大学HPで一般公募する保護者・教員(1回に70名程度)を対象に、生徒向けのロールモデルトークとはまた違った角度から進路選択の際に知りたかったことや理系を選択した女性が社会でどのような活躍の場があるのかなどをテーマとし、働く理系出身女性にご講演いただきます。
    他にも大学職員から理系と文系の就職先などについてデータを基に解説などを行います。