TAMAリケジョ育成プログラム(2021・2022年度実施)

泥で発電しよう!工学院大学附属中学校で学生による出前授業を実施

学校訪問(出前授業)レポート

2022年6月18日(土)に工学院大学附属中学校において、本学の学生サイエンスコミュニケーター(以下、学生SC)による出前授業『泥電池で発電しよう』を実施しました。この出前授業は、JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)に採択された「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」による「TAMAリケジョ育成プログラム」の一環として行ったものです。

授業概要

授業で扱った「泥電池」は、泥に含まれる微生物が発生させる電子を利用した電池で、本学の生命科学部 生命エネルギー工学研究室(渡邉一哉教授)の研究テーマです。授業では、中学3年生94名を対象に、班毎に泥電池を作ってもらい、自分の班と他の班の発電量に違いが出た理由について考察しました。微生物を使った新しい発電方法とSDGsとの関連について知ってもらうと共に、理科の面白さや他の教科との関わりを実感してもらうことを目的としています。

授業の様子

私が説明を担当したクラスでは、賑やかな雰囲気の中、泥の硬さを学生SCと相談しながら丁寧に泥電池を作成しました。生徒に、発電量を増やすにはどうしたら良いと思うか尋ねると、水分の多い池底の土を使った班の発電量が、林や畑の泥を使った班より多かったことから、「なるべく水分量の多い土を用いる方が良いのでは」という意見や、「発電する微生物を外部から採ってきて、土に混ぜれば良いのでは」などの様々な意見が出ました。積極的に参加してくれた生徒たちの姿が印象に残っています。

今後の活動について

私は学生SCとして、本日と同じテーマでの授業を何度か経験させていただいていますが、生徒にとっては初めての体験です。授業の時間配分や生徒の反応が毎回異なる中で、授業を最大限理解してもらうにはどうすれば良いか、周りの学生SCメンバーや先生方と試行錯誤を繰り返し、より良い活動ができるように皆で努力していきますので、本学の学生SC活動のこれからにぜひともご期待ください。

最後に

これまでの学生SC活動で得た企画力や伝える力、様々な状況への対応力は、現在構想中の新たな出前授業プログラムやサイエンスカフェ、記事作成などの学生SC活動に加え、人生の中での様々な場面で活かしていけるものだと改めて確信することができました。